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最後の駅の向こう

何でもすぐ忘れる人の特に記憶に残しておきたいライブの簡易レポートと趣味のレビューの予定。あくまで予定。

20160709/9mm Parabellum Bullet TOUR 2016“太陽が欲しいだけ”改め 菅原卓郎・中村和彦・かみじょうちひろ アコースティックライブ@長野CLUB JUNK BOX 簡易レポート

9mm Parabellum Bullet ライブレポ

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4月にリリースされたアルバム「Waltz on Life Line」を引っ提げ、ツアーを開催している…はずだった9mm。

しかし6月の野音ワンマンからの滝さんの腕の不調により、ツアー6月・7月公演の中止を余儀なくされてしまいました。中止になった日程は代わりにアコースティックライブを開催、6月の公演は卓郎さんと和彦さんのふたりで廻り、7月はかみじょうさんも加わって3人で廻ると、公式で発表があった通り。

 

以下、セトリ・MCのネタバレを含みます。

 

 

 

 

長野と言えばかみじょうちひろさんの地元。ということで和彦さんのように地元だからMCもするのかな?という期待が大いにありましたが…。

 

会場にはほぼ満員と言っていい程のお客さん。開演まで割と静かなBGMが流れ、お馴染みの登場SE・Digital Hardcoreが流れる事もなく、少しBGMの音量が大きくなり客電が徐に落とされメンバーが登場。

(後で卓郎さんが話していたけど今回のBGMはレディオヘッドレッチリの新譜を交互にかけているとのこと)

 

 

The Revolutionary

黒い森の旅人

氷の世界

Lady Rainy

太陽が欲しいだけ

Black Market Blues

 

(teenage)Disaster

 

 

曲を演奏する前に、滝さんに関しては今発表されている事がメンバーも分かっている事の全てだと話す卓郎さん。今まで何度も指が攣ってきたことも原因があるかもしれないから検査をしている、と。

卓「これまではおれと和彦の東北コンビで廻ってきたけど、今日から長野さん(かみじょうさん)が加わったから。今日から北国トリオで(笑)9㎜ではないけど、9㎜の歌は届けられるから来ました」

卓郎さん曰く「長野」と書いて「かみじょう」と読むらしい。

 

 

1曲目は弾き語りやアコースティックライブでは最早、定番となっているカントリー調の元気なアレンジでThe Revolutionary。

このアレンジと言えば卓郎さんの吹くハーモニカ…ですが曲が終わると卓郎さんから何と今日ハーモニカを忘れたというまさかの告白が。

スタジオから帰る時に、普段はギターケースに入れるハーモニカをバッグに入れてしまったこと、忘れないように…と荷造りしていて、荷物のそばに無かったからちゃんと入れたと思いきや入ってなかったと。

マネージャーさんが楽器屋に買いに行くことで何とかなったそうで。

卓「ハーモニカが2種類売っていて、マネージャーからどっちにしますかって写真が送られてきて。それであっ…安い方で…って。あ、お金払ってない(笑)」

「なかなかハーモニカ来ないからそしたらサライでも歌うかって(笑)」

卓「その後目薬を刺そうと…突き刺そうと(笑)して目薬を出そうとしたら…これですよ(忘れたはずのハーモニカを掲げながら)」

荷物にちゃんと入ってたんですね…。笑

 

 

「青森では「青い森の旅人」でやったけど…今ので何の曲か分かるよね(笑)長野も森が多いけど「長野の森の旅人」でやるわけにもいかないから」という前置きからの黒い森。先月の野音では卓郎さんひとりで歌った曲。メロディーの美しさがアコースティックサウンドに合っていて、今回はリズム隊がいるから音の重さが良い感じに加わって更に素敵です。

 

先日、NHKの番組「The Covers」に出たことにも触れ、番組内で披露した「氷の世界」を。

最近の弾き語りでは必ずと言っていい程披露されていて、すっかり卓郎さんの持ち歌のように馴染んでいる。

 

卓郎さんのデモが弾き語り状態で、ハイハットがここで開けたり…閉めたり…(「いやハイハットってそういう楽器だから(笑)」という突っ込みが入り、かみじょうさんがハイハットを鳴らす)ベースは中村さん…お願いします…とコードだけ伝えて丸投げ、ギターもアルペジオみたいな感じで、とほぼ丸投げだったという話からのLady Rainyはリズム隊が至ってシンプルなアレンジで歌を引き立たせているようで、やはりアコースティックでやるのがぴったりな曲。

卓郎さんは自らの丸投げプロデュースを「リックルービン(レッチリのプロデューサー)みたいに、こうしろって言わないで好きなようにやらせる」方式で、と例える。リックルービンさんは、マキシマムザ亮君を倍にしたような見た目の方だそうです。

 

 

他の会場のセットリストがもうネットなどに流れている、だから1曲追加するというようなことを言って演奏された太陽が欲しいだけ は、スウィングのような少し跳ねたリズムのアレンジ。原曲の圧倒的なエネルギーが無いかわりに、じわじわとあたたかくなるような優しさを感じるような曲調に。

まさかこの曲をアコースティックでやってしまうとは想像もできなかっただけに、しかもこの公演で初披露という事でこれは嬉しい限り。

 

アレンジを考えるにあたって、Discommunicationのように3拍子でやったらどうかと、マネージャーさんから提案があり、やってみたけどしっくり来なかったという裏話が。(ここで少しだけDiscommunication披露)3拍子バージョンも歌ってくれたけど、卓郎さん曰く「長渕みたい」な変なインパクトのある感じになってました。終わりたくなくなるんだって、楽しそうに歌ってたけど。「たいよーうがほしーいだけー」みたいな感じでした。

それを見た和彦さん、爆笑。「楽屋でやってたの思い出して…あれやる気だ!って(笑)」

 

 

ここで20日にリリースされる新曲「インフェルノ」の話へ。

卓郎ちひろでアニメ誌のインタビューを受けるにあたり、参考にしようと滝さんが受けたインタビューを読んでみたら、この曲を伸ばしてしまう事は“濃厚なとんこつラーメンを水で薄めてしまうようなものだ”と言っていてああなるほど、と思ったそうです。まさかインフェルノのアコースティックやるのか!?と一瞬思ったけどさすがにそれはなかった。

 

最後はもうすっかりお馴染みになったBMBのアコースティック。ただ長野ではアコースティックライブは初めてのため、客にリフを歌わせるという説明のところでどよめきと笑いが起こる。

「最後にやる事が増えたよ(笑)」とお客さんを煽る卓郎さん。

普段のライブよりは控えめだけど恒例の「いけるかーーー!!!?」もここで。

お客さんがリフを歌ってる時にかみじょうさんが何か言ってたけど残念ながら聴き取れず…。

当たり前だけどアコースティックだと客席も落ち着きがちになる。そこに合唱や手拍子が入るこの曲が来ると会場がひとつになって盛り上がるから、ライブを熱く楽しく締めるためにアコースティックの時にはこの曲が欠かせない。

 

 

アンコールで出てきた卓郎さん。長野県歌「信濃の国」の一節を歌うと客席がすかさず大合唱。卓郎さんは「(歌詞の)善光寺~」の部分が好きなんだよ、と。

本編で喋りすぎてこの時点で10分押していたそうです(笑)

卓郎さん「忘れ物番長のおれが言うのもあれだけど、今日のチケットはなくさないように持っていてください。失くさないようにずっと握ってるのはダメだよ。親に預けるのもね。捨てちゃったわよってなるから(笑)」

アンコールはこれもまさかの(teenage)Disaster、普段の9mmライブでも聴ける機会が減ってしまっただけにびっくり。そう言えばMTVアンプラグドでやってたっけ。

 

本編終了後と、アンコールが終わって退場する前にいつものように何度も客席に向かって手を上げ、笑顔で客席を見渡し、マイクを通さずに「ありがとう!」と叫ぶ卓郎さん。和彦さんもピックを投げたり、アンコール後は(よく見えなかったけれど)かみじょうさんも前に出てきて何かやっていて、客席から笑いが起きていた。

 

 

 

アンコール含め僅か7曲。でもライブは1時間20分くらい。

1曲終わる毎に卓郎さんのワンダーなMCが始まり、9mmライブでは仙台でしか喋らない和彦さんがたくさん喋り(東北コンビの弾き語りでは喋るけど)更に今回はかみじょうさんも加わって3人でゆるいトークが繰り広げられ…と普段では絶対に観られない光景が。

あまりにもトークが長く、覚えていられないくらいの量だったので記憶にある限りで書いていきます。順不同。ちょっと違ってたらすいません。これでも多分いくつか忘れている

 

 

ライブ序盤は卓郎さんに話を振られても何故か口笛で返していたかみじょうさん。何度も話しかれられ、

ち「俺、口笛キャラでやろうと思ったのにー」

卓「じゃあブログも口笛でやりなよ」

ち「イタい人だと思われるじゃん」

 

話が脱線しまくりグダグダになる中、かみじょうさんが「早くライブやろうよー!」というようなことを言っていた気がする。何とか脱線しているのを戻そうとするリーダー。

 

 

卓「おれ、長野に着いてから頭が痛くて…たぶん高山病だと思うんだけど」「長野は標高高いでしょ?おれたちみたいに東京で這いつくばってる人からしたら高いよね(笑)」

卓「かみじょう君の地元は何m?」

ち「860mくらい」

卓「ほら、スカイツリーよりも高いんだよ?(笑)」

ちなみに卓郎さんは高山病だと思っているけど、高山病については「岳」という漫画で読んだ知識だけらしい。高山病って頭痛くなるんでしょ?程度の説明。この時だったかインフェルノのくだりだったか忘れましたが卓郎さん曰く和彦さんはそんなに漫画読まないそうです。

 

前述のハーモニカの話と、“ツアー中に2回くらいサングラスを忘れる”エピソードからの、卓郎さん。

卓「(忘れ物が多いので)そそっかしくてね…サザエさんと同じ病気かも」

和「サザエさんは病気じゃないから(笑)」

 

長野トーク

◎かみじょうさん予備校の友達と夏の上高地に行って、清流の中にパンイチで飛び込んだけど水温が2~3度しかなかったらしい。

ち「上高地はあれだよ…やべえよ」

ち「生まれてきたことを後悔するぜっ!」

卓「(清流の話を聞いて)それやっていいの?」

ち「一応…国立公園に指定…?されてるから良くない…と思う」

 

◎和彦さんがかみじょうさんに、かみじょうさんプロデュースの曲「火祭り」が地元・長野の祭りがモチーフになっている話を振る。

卓「?あ、プロデュースね。プロレスに聴こえた(笑)」

ち「長野は(大きいから)北信、中信、南信ってなってて、あれは南信の文化だからここにいる人たちはおおーってならないよ。折角話振ってくれたのにごめんな和彦お前良いやつだな後でビール奢ってやんよモルツ?琥珀エビスか?」(銘柄うろ覚え)

 

◎長野出身の元9㎜スタッフさんの話

そのスタッフさんの話を聞いているうちに、長野のローカルCMの曲を覚えてしまったメンバー。

スタッフさんは酔っぱらうとその曲を振り付きで歌い始めるそうです、という話。

何のCMソングなのだろうか…。

 

◎Gjallarhornのリリースツアーで、松本でライブをした時の事。

卓郎さんと滝さんは大学の卒業がかかった試験の直後で「もし(試験がダメで)追試になるようなことがあれば俺東京に帰る」と大変心配していた滝さん。泊めてもらっていたかみじょう家で、弟さんのパソコンを借りて確認していたらしい。結局大丈夫で、滝さんは大喜びだったと。卓郎さんは8割方大丈夫だと思い込んでいて、そんなに深刻に考えていなかったそう。

名付けて“滝くん危機一髪”

卓「おれと滝がダメな学生で、ここの二人(和彦ちひろ)が優秀で」

ち「お前本当ひどかったよな(笑)」

卓「滝とおれは同じ学部だったからノート貸し借りしたりね」

ちなみにかみじょうさんの同期には、なかなか卒業できなくてかみじょうさんと一緒に入学したのに3つ下の和彦さんと同じタイミングで卒業した人がいたという話が。(かみじょうさんは大学院に進んだので6年で卒業して、その人は8年かかって卒業したという話)

 

メンバーの実家のもてなし話

以前はツアーの時にはメンバーの実家に泊まることが多かった9㎜。どの家でもメンバーは手厚くもてなされるようで、長野のかみじょう家では大量の野沢菜を振る舞われた。

卓「見たこともない野沢菜の量で(笑)」

和「一家にこんなに野沢菜あるんだ…って(笑)」

(誰が言ったか忘れた)「地獄のもてなしを…」

ち「生まれてきたことを後悔させてやるよっ!」

また仙台の中村家では打ち上げ後、深夜に帰宅したら和彦さんのお母様が御馳走を用意して待っていたらしい。

和「母ちゃんにもう帰って寝るだけだからって言っといたんだけど」

和彦母「何飲む?(プシュッ)」と出迎えて答えも聞かず缶を開けていたそう。

というのも和彦さんにとって9mmメンバーは大学の先輩であり、親御さんにとっては「息子の大学の先輩が来る!」という状況であったためだという。

 

 

3人のグダグダなトークを聞いていたら、かつてDVDの副音声でメンバー全員でトークやってた事を思い出した。

今ではメンバー全員でインタビューを受けたり、プロモーションをすることが非常に稀になってしまったので数年前までは当たり前のように見聞きしていた光景に近いものがまた観られるなんて、何年経ってもやっぱりもの凄く仲良いんだな、と非常に嬉しかったです。

…なんて冷静に振り返っているけど、本当に面白すぎて。東北コンビは弾き語りでは喋るけど、かみじょうさんがこんなに饒舌に喋ってるところを生で観られるなんて!貴重か!こんなに面白いんだったら普段のライブでもみんなで喋ってよ!!って思ってしまう。トークの部分だけでもCDに収録してリリースして欲しいくらい。笑

 

 

ツアー中止が発表されて、もちろん残念ではあったけどその直後にアコースティックやると告知があって。

卓郎さんがブログで「これは9mmのツアーではないけれど9mmの歌は届けられる」「もしよければアコースティックライブを観に来てください。楽しませます」と言ってくれたこと、直前で卓郎さん&和彦さんにかみじょうさんも加わってアコースティックやるという初めての編成になることが発表されて、これはこれで純粋に楽しみになった。

まだ完全に中止になるか振替公演ができるか分からないから、チケットがある人はフリーで観てください、チケットは回収しません(ドリンク代すら取られなかった)という対応。

そしてライブではアルバムの曲を早くもアコースティックで聴かせてくれたこと、できる曲が少ないから、たっぷりのトークで大いに楽しませてくれたこと。

ライブを観ていたら不思議なもので、滝さんがいないのにあのリフやコーラスが聴こえるような気がして(曲に合わせて勝手に脳内再生でもしていたと思われる)やっぱり寂しさはあったけど、卓郎さんの言っていた通り物事を良い方に考えるなら、普段なら絶対に観られない特別なライブを観ることが出来た。

メンバーとスタッフの皆様の心遣いのおかげで何ヶ月も前から楽しみにしていたこの日を本当に楽しく過ごせました。

 

 

 

信濃の国

すいません、知らなかったので帰ってから調べました。長野県歌なのですね。

昨日集まった長野県民の皆様、地元の県歌を歌えるなんて素晴らしい…と客席の大合唱を思い出して感動してしまった東京都民です。


信濃の国合唱 歌詞と解説付き