最後の駅の向こう

何でもすぐ忘れる人の特に記憶に残しておきたいライブの簡易レポートと趣味のレビューの予定。あくまで予定。

20190417/cinema staff×アルカラ split EP「undivided E.P.」RELEASE TOUR~ EXTRA~A.S.O.B.i 2019~@EX THEATER(&ツアー初日のメモ付)

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2018年6月にリリースされたcinema staffとアルカラのスプリット「undivided E.P.」リリースツアーの追加公演。災害や飯田さんの休養を経て、まだツアー本編もファイナルを迎えていないけれども。

東京公演はツアー初日として既に8月に終了していて、自分が行けるのはその東京公演のみだったので、この楽しいツアーに再び参加できると分かった時には本当に嬉しかった。



この日はcinema staffが先攻。


into the green

いたちごっこ

great escape(イントロのみalternate ver.)

borka

熱源

あのスポットライトを私達だけのものにして

新曲

Aカップ巨乳

チクショー~ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト~チクショー

first song(at the termimal)

theme of us


into the green、初っ端から三島さんと辻さんは息ぴったりな様子で頭を振る。サビの入り一瞬だけステージを緑に照らすという照明が斬新だった。

2曲からいきなりいたちごっこという選曲にはもちろん、サビで青とピンクの照明が点滅するという派手な演出にも驚く。上手端からは久野さんの手元がよく見えて、とてもしなやかな手の動きに目を奪われる。

great escapeはイントロのみalternate ver.で演奏されていた。この2マンで披露されるとシャドウの歌詞はアルカラに対して歌っているようにも聴こえた。勝手な解釈かもしれないけれども。


borka、今更ながら久野さんのなかなか見えない手元がよく見えたことでゆったりとしたメロディーに対してドラムの手数は多いんだなという新しい発見。飯田さんと三島さんの重なった歌声が天井の高いこの会場全体に拡がってゆく様が美しかった。

そのままドラムで繋ぎ、熱源へ。跳ねながら弾く辻さんがとても楽しそう。

あのスポットライトを私達だけのものにして、これも驚きのセトリ入り…だと思ったけれど、A.S.O.B.iの歌詞に出てくるからか。

3月にも披露された新曲では辻さんがSGに持ち替える。聴き違いでなければ 海 が歌詞に多く出る為か、ステージは淡い青になったり深い青になったり。とても明るい曲調。


また飯田さんが話し始める。太佑さんは化け物、音楽の化け物であると。(前日とかにどれだけ飲んでても…的な前置きだったか)リハに入ると完璧に決めてくるからと。

それから、12月の公演、災害で延期になった分が結果的に飯田さんの休養と被ってしまった公演について。12月に入って2バンドで集まって、何かやろうという話になった時に飯田さんは正直、キャンセルにしてくれと願ってしまったこと。どうして自分が居られないんだろうか、と。そんな風に思ってしまうくらいに楽しいツアーだったということ。飯田さんは気を遣ってか時折優しい表情を浮かべていたようにも見えたけれど、その時の飯田さんの悔しさを思うと全く笑えなかった。それだけに、無事に復帰してこうしてステージに立てている嬉しさも察することができる。


次の曲に入る前に辻さんが飯田さんに何やら耳打ちしていて、次ちょうど悔しい気持ちの曲だった、これ辻が言って、って言った、という飯田さん。辻さんは両手で顔を覆いながら爆笑。

Aカップ巨乳からチクショー、間奏後にはミ・ラ・イ・ノ・オ・トのサビを挟み、再びチクショーへ。チクショーの中にアルカラの曲のリフが大量に入っているので、メドレーみたいで面白かったのと、どんな曲でもこの4人が演奏すればシネマの色に染まることに改めて驚かされる。そこからundivided E.P.繋がりでfirst song(at the termimal)へ。「2018」は「2019」に変えて歌っていた。

theme of usでは「アルカラに繋げます」「岐阜県cinema staff!!」と宣言してから曲へ。辻さんが合間にビールを飲んでいてリラックスした感じ。イントロ前には飯田さんがこの日初めて上手の端まで出てきてくれたり、辻さんもサビ前で上手端まで来てフロアを見渡しながら弾いていた。最後に三島さんの機材に何かあったのか?辻さんが何やら様子を窺うような感じだったけれど無事最後まで弾ききる。


序盤のMCだったか、飯田さんが今回の追加公演は去年のツアー中に決まったと話していた。去年6月に出したアルバムのリリースツアーがまだ終わってない、みたいな話も出てきたけれども。そして2020年、2021年になってもまたやりたいと。

辻さんが太佑さんに舎弟のようにくっついていたという話もあった。MCでツアーのことを話す飯田さんは本当に楽しそうだったから、2020年もやりたいというのは本当に実現するかもしれない。



後攻、アルカラ。

ステージ上手にはギッフィーが乗ったオレンジキャビのアンプが移動してきていた。ということは、そういうことか。


さすらい

やるかやるかやるかだ

サースティサースティサースティガール

ギラリちゃん

水曜日のマネキンは笑う

ボイジャー

great escape

アブノーマルが足りない~チクショー

はじまりの歌

半径30cmの中を知らない

ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト



theme  of usでのシネマからの言葉を受け、太佑さんが「兵庫県神戸市からきましたアルカラです!!」「遊ぶぞ~~!!」と見事に繋いで始まったのは、さすらい。ライブ終盤に来ることの多いこの曲をいきなり持ってくるという飛ばしっぷり。

やるかやるかやるかだ、サースティサースティサースティガールに続き疋田さんがツーバスに挑戦したという紹介からギラリちゃん、元々ただでさえ重たい疋田さんの音はこのおかげで更に威力を増す。

それに水曜日のマネキンは笑う が続く。アルカラのシャープなかっこよさが前面に出ている3曲。また、水曜日のマネキンでは為川さんがフロアを撃ち抜くような鋭い眼差しを向けていて、颯爽とした身のこなしと合わせこちらの目を奪う。


太佑さんの優しいアコギの音から始まったボイジャー。明るさを落としたステージが物寂しさや孤独感を表すかのよう。

ギターを置き、バイオリンを構える太佑さん、そしてgreat escapeへ。イントロが終わるとバイオリンを手放してピンボーカルに。ハンドマイクで歌う太佑さんはよく観るけれど、マイクスタンドを使うのは珍しいな…と。アウトロでは再びバイオリンを弾き、(バイオリンが出てきたタイミングが確かここだけだったから合ってると思うが)曲が終わるとgreat escapeが終わると太佑さんがHYPER CHANTのメロディーをバイオリンで!

アブノーマルが足りない、途中で呼び込まれた辻さんが「チクショーチクショー!!!」と叫ぶとそのままチクショーへ、辻さんはここまでギターを持たず、ゲストボーカル状態。太佑さんのマイクで歌っていたが、あまり声が出ていなかった気が…笑(このあとに曲の途中からチクショー始めたのは、初めてですと言っていたからまさかアドリブだったのか…!?)

辻さんがゲストボーカル、からゲストギタリストに変わってはじまりの歌~半径30cmの中を知らない まで。

ステージから辻さんが為川さん、太佑さん、下上さんに一声かけながら退場すると太佑さんが「辻が順番に挨拶してくれたけど疋田にだけしてない」といじる。最後に別れの歌を、というような前置きを入れてミ・ラ・イ・ノ・オ・トで締める。


MCはほぼ失念してしまったが、飯田さんがこのツアーについて「2020年、2021年になってもまたやりたい」と言っていたのを受け、「夏の終わりと共に終わるはずだったツアーが冬を越え桜が咲き…そして散り、そろそろ藤の季節でしょうか、そして平成を超えることとなりました!!」更に「めしくんが2020年、2021年もやると言ったからこのツアーはオリンピックも越えることが決定しました!!」と言いながら謎のポーズをし、「これは肩甲骨を伸ばしてるだけです!」なんて言っていたか。最後は茶化していたが、飯田さんと太佑さんの様子を思い返すと本当にこのツアーがまだまだ観られるのではないか、という期待が膨らむばかり。



アンコールではアルカラcinema staff全員が思い思いに楽しみながら音を奏で歌う、楽園のようなステージだった。東京公演しか観に行けなかった自分は、もうこの光景を観られることは無いと思っていた。夢のようなステージだった。

そんな訳で8人が思い思いに楽しんだ結果、あまりにも情報量が多くまとめることが最早不可能なので、箇条書きで置いておこうかと思う。曲はA.S.O.B.iと、本当に急遽入れられたらしい、交差点。袖のスタッフさんに時間を確認していた様子だったので。


下手から

三島さん キーボード&ギター

下上さん ベース

疋田さん ドラム

太佑さん ボーカル

飯田さん ボーカル

為川さん ギター

久野さん ボンゴ

動き回る辻さん ギター

という並び


・ビール片手に出てくるメンバー達

・下手のベース2人はサングラスをかけ、下上さんは白いキャップも被り、並ぶとやっぱり絶妙なうざさ(下手がうざい の表現はご本人が使っているので、ご容赦を)

・太佑さんは8月の恵比寿で着ていた、下半分が透けてるワンピースの色違い、黒?

・遅れて出てきた辻さんが、太佑さんが8月に着てたワンピース、下にはスカートまで穿いて現れる。つまり太佑さんと辻さんがお揃い。フロア爆笑

・太佑さんと飯田さんがクラウドファンディングやろうとか、参加するとタオルに似顔絵入れてもらえるとかタオルを50枚(?)貰えるなどと言い出す

・普段優しいcinema staffのスタッフさんが先程の様子を見て「辻、歌下手やな~」と言ってきた、という話

・その間に下手の2人を撮り始める疋田さん

・その後に上手の久野さんをピンで撮り始める疋田さん

・このツアーは飯田さんの新しい扉を開けている、という話

・大阪で初めてタオルを回した飯田さん、曰く「楽しい」

・ツアーではみんなで缶ビールを開けるのが恒例らしく缶ビールを用意していた数人の客に太佑さんが分かってきたな、的な一言

・乾杯の前に既に飲んでるメンバーがいた(らしい、見えなかった)

・マイクと缶ビールを持って、プルタブ開ける音をマイクで拾いたくて、でも持ち方が定まらずしばらくあたふたしていた飯田さん

・スタッフも呼び込み乾杯。20歳の女の子のスタッフさんは金庫持ちながら登場し、すぐ物販行くつもりだった?などといじられる(かわいい)

・曲中で「アブノーマルが足りなーい!!」と歌うも疋田さんのドラムが着いてこないため2回くらい歌い直しをさせられていた辻さん

・ギターソロ三島さん

・久野さんにギターを持たせる辻さん

・ギターを弾こうとする久野さん

・ボンゴを叩く辻さん、それに加わる為川さん、更に久野さんも加わり最終的に3人でボンゴを囲んで一緒に叩く

・曲の合間を縫って器用にビールを飲む疋田さん

・どっちの曲だったか忘れたが、上手端まで来た辻さんが笑顔でインナーにしてたスカートのスリットを見せてくる、更にスカートを捲って足を見せてくる

・A.S.O.B.iの最後で上手端まで移動し、何故かクラウチングスタートからステージ真ん中へダッシュ→ジャンプをして最後の音を仕切る久野さん

・交差点はROSIERバージョン

・為川さんのセミアコと久野さんのボンゴの音が何だか軽快で面白過ぎる交差点

・美し過ぎる飯田さんの「私だけを見ててよ」

・交差点の最後で上手端まで移動し、何故かクラウチングスタートからステージ真ん中へダッシュ→ジャンプをして最後の音を仕切る久野さん

・最後に2人だけになった太佑さんと辻さんがじゃれ合うようにお互いの腕を掴みながらそのまま退場、ライブ終了


これでも半分以上取りこぼしているはずだけど、これだけでも如何にステージ上がフリーダムな状況だったかお分かり頂けるだろうか。出演者全員がここまでリラックスして楽しんでいる、だから観ているこちらも気楽に楽しめる。

ツアーは延期公演が終わったら一旦止まるけれど、またやりたいと言った飯田さんの言葉を信じて、楽しみに待ってますから。



******************

おまけ

20180803/cinema staff×アルカラ

split EP「undivided E.P.」RELEASE TOUR~A.S.O.B.i~@LIQUIDROOM


ツアー初日、ネタバレに配慮して何処にも載せなかったメモを折角なのでここに。

セトリとアンコールしかありませんが。



アルカラ


はじまりの歌

半径30cmの中を知らない

サイケデリンジャー2

シェイクスパイ(ソロ回し有 アンコール為川裕也)

サースティサースティサースティガール

水曜日のマネキンは笑う

great escape

アブノーマルが足りない

やるかやるかやるかだ

チクショー(下上さんのチクショーチクショー)

さすらい(ラスト辻さんダイブ)



cinema staff


great escape

theme of us

エゴ

奇跡

pulse

青写真

into the green

君になりたい

西南西の虹

Aカップ巨乳

チクショー

HYPER CHANT

first song(folcaのメンバーさんがダイブ)



アンコール


A.S.O.B.i 

ボーカル 稲村、飯田

ギター 辻、為川(セミアコ)

ベース 下上

ドラム 疋田

ボンゴ 久野

シンセ、ギター(間奏) 三島


メンバーの服装:ビーチに行くならこの格好

飯田 黄シャツに黒短パン

久野 黄ロンT

辻 コラボT

三島 ベージュのハットに白T紺シャツにサングラス

稲村 下半分が透けてるワンピースに短パンサングラス

下上 リメイクっぽいシャツ

疋田 アロハシャツを羽織る

為川 コラボT?に黒ベースボールシャツを羽織る


三島さん、BECKみたいと言われ

久野「ミシマ・インティライミ

飯田「下手がうざい」


A.S.O.B.iは台湾で買った音の出るおもちゃのメロディを解読して生まれた

A:アルカラ

S:シネマ

O:沖縄

B:BEER

i:Island

ただし後付け