最後の駅の向こう

何でもすぐ忘れる人の特に記憶に残しておきたいライブの簡易レポートと趣味のレビューの予定。あくまで予定。

20161022/9mm Parabellum Bullet TOUR2016“太陽が欲しいだけ”@仙台PIT 簡易レポート

f:id:sleet_fog:20161101185610j:plain



和彦さんの地元、仙台での公演です。

和彦さんが「9mmのライブ」のMCで喋るのは仙台でやる時だけ。

なので、9mmを仙台で観ることは長年の夢でありました。ファン歴9年にしてようやく叶いました。感無量です。


今回のゲストはMy Hair is Bad

名前は知っていましたが曲は全く聴いたことがない、何ならメンバー構成すら知らないという状態で当日を迎える。

初めて観るバンドは敢えて予習をせずに観るのが好きなので。







以下、内容・セトリのネタバレを含みます





定刻になると客電を落とさずにステージの照明が点く。

「こんばんはー」と言って出てきたのは和彦さん、のみ。あれ、札幌東京と違うパターンだな?と思っていると


「仙台担当の中村です」


なるほど。

続けて「ただいまー」とフロアに挨拶。


「長町(仙台PITの最寄駅)にはあんまり来たことがなくて…2〜3回ぐらいしか来たことない、生涯で。だからアウェーかなと思ったけど。笑」

と、地元トークを少し。


「ワンマンを楽しみにしてくれた人には申し訳ないけど、ギターの、滝くんの具合がね…だから、フルでできなくて…」

「あっという間に終わっちゃうけど、でも全力でやるから、仙台頼むぜ?」


また、対バンのマイヘアについて。

「マイヘアは先日ライブを見たけど、絶対こいつら変なやつだなって。笑  挨拶に行ったら(大人しい的な)で、俺たちもライブ凄いけど普段はそうでもないとか言われてたからね。」だから自分たちと似たようなものを感じるらしい。


なんかMCっぽくなってきたね、と笑いながら言ったりしながら、袖で待機していると思われるマイヘアのメンバーを「(呼んで)大丈夫?」と気遣いながら、

いよいよマイヘアをステージへ呼び込む。





My Hair is Bad



前述の通りで曲を知らないため、曲については詳しく書けません。すいません。7曲ぐらいやってたかな?


最初の曲で早くも「9mm!呼んでくれてありがとう!」と叫ぶ椎木さん。


「9mmは俺たちからしたらレジェンドだから、

卓郎さんがちょっと冗談を言いに楽屋に来てくれるんだけど、上手く笑えなくて。危ない橋を渡ってるみたいで。ちょっと間違えたら大変だ…って」

それな、畏れ多いとそういう反応になりますよね…わかる…と、何だかマイヘアに親近感が湧いてしまうMC。


「俺たちの歳、24〜5っていうのはクラスの頭良くてギター上手いやつらがこぞってコピーしてて、俺たち頭あんまり良くないギターもあんまり上手くなくてパワーコードエルレガーデン弾いてた。上手いやつらは徐々に辞めていって、俺たちは音楽続けて、9mmのツアーの前座に呼ばれるくらいになった」


「9mmはレジェンドだから、俺たち25のガキが9mmより爪痕残すなんて無理だし9mmよりかっこいいライブできるなんてありえない!でも、ありえないことをやるのがロックバンドでしょ!!?」

と、音楽を続けてきたからこんなに大きいステージで、9mmのツアーのゲストでライブできるという喜びをぶちまける。

また9mmに感謝を告げ、後で直接言いに行きます、とも。


ただ周りがみんな9mmのコピーやってた時に、「俺はひねくれてたから9mmなんて有名なバンド聴かないし、って言ってた」という事まで素直に暴露してしまう。笑  

それは隠しといても良いんじゃないか?笑  


最後の曲が終わるとまた「9mm、ありがとう!!」と感謝の言葉を。



マイヘア、とにかく熱いバンドで。スリーピースだけどサウンドもしっかりしていて、山本さんは足を振り上げながら結構動き回りながら弾いてて、椎木さんも歌わない部分では前に出てきて楽しそうな笑顔浮かべながらギター弾いてたり。


「今は9mmの番か??俺らの番か!!?違う、お前らの人生、お前らの番だろ!!!!」

かなりの熱量でぶちまけられたこの言葉には聞いていて込み上げるものがありました。


色々開けっぴろげにまくし立てながらギターを掻き鳴らす姿はかなりのインパクトだった。自分の思ってる事とか、音楽に対してかなり熱い人なんだなと。私もそうだけど、周りのお客さんもずっと、食い入るように聴いていた。


全く知識がない状態で観たので、これがマイヘアの第一印象になります。

歌詞があんまり聴き取れなかったのがすこし残念…多分音響の関係で…私の居た場所が悪かったので仕方ないですが。

また何処かで観る機会があるといいな…と思うところ。






9mm Parabellum Bullet



太陽が欲しいだけ

反逆のマーチ★

インフェルノ

迷宮のリビングデッド

スタンドバイミー★

Answer And Answer

Lost!!★

Talking Machine

生命のワルツ★


Cold Edge(卓郎/和彦/ちひろ/武田 の4人で)



★が付いているのは滝さんがシンセを弾いた曲です




客電が落ち、SEが流れ始め…これまでの会場とは違い、バックドロップが上から降りてきました。

これがもの凄くかっこよかったんですよね…


手を高く上げ頭の上で手を叩きながら入ってくる滝さん。少し元気そうに見えました。





WOLLの曲で唯一、ライブで聴けていなかったリビングデッドがここでようやく聴けた…!仙台まで来て良かった…!!やはり和彦さんの地元だからでしょうか。

間奏のベースソロでは和彦さんにスポットライトが当たり、しっかりと見せ場を目立たせていました。


今回はツアー中雨が…のくだりは無く、その代わりに卓郎さんが

「みんなアルバムの感想色々あると思うけど、一番美しい景色を切り取ったと思ってる曲です」

と言ってからのスタンドバイミー

今まで気付かなかったけど、この曲は卓郎さんブリコルールじゃなくてスナッパー?TYG?を弾いてるんですね。

穏やかな笑みを浮かべながら歌ったり、アウトロではメロディーの美しさに浸るようにギターを弾いていた卓郎さんの姿が忘れられません。



トーキンの2番、「何べんやっても」のところでいつも滝さん和彦さんがドラムの乗ってる台に上がって同時にジャンプするやつ、滝さんの代わりに武田さんがやっていました。あれ大好きなので武田さんがやってくれて嬉しい!



終盤、お馴染み卓郎さんの

「いけるかーーーー!!!!?」

に対して和彦さんが声は出さずに

「来いやー!」

って口動かしてるように見えた。



本編が終わりメンバーが退場する時に、最初と同じようにフロアを見ながら手を高く上げ頭の上で手を叩きながら去っていった滝さん。ライブ中の様子はよく見えなかったのですが、滝さん、やはり少し元気そうだな?それなら何よりだとぼんやり考えながら見ていました。




あれ、本編で和彦さん喋ってないぞ?と思っているとアンコールで出てきた卓郎さんが

「和彦が何やら準備し始めたよ?笑」

と言うので下手を見ると、マイクをいつもの低い位置から普通の高さに直して和彦さんが話し始める。

和「さっき喋っちゃったからね」

卓「4割ぐらいになっちゃったね笑」(客の反応について言っていたのか?)



アンコールで1曲だけやりますと話し始めた和彦さんを遮る卓郎さん。ここでマイヘアの話をさせてくれ、ということで。

「何でマイヘアにライブ出てもらったか言ってなかった」と、アンコールでやっと対バンのきっかけの話を。

マイヘアとの出会いは、RSRの美味しいケータリングのコーナーで会って。(スカパラの方も一緒だったらしい)そこでCDを貰ったのだそうです。それだけの出会いだったけど、ツアーに出てくれないかと声を掛けたら、出てくれたのだと。



マイヘアのおかげで今日ライブが出来たと、改めて感謝を告げる。

和彦さん、卓郎さんに向かって「(マイヘアが)レジェンド扱いまでしてくれてね(笑)」「いつもより機嫌いいもんね(笑)」と楽しそうに話しかける。


和彦さんがアンコールの話に戻ろうとすると卓郎さん、あれ、そこに戻るんだ?と言い「(中継風に)スタジオの中村さんにお返ししまーす」とふざける。


ひと通り話し終わるとマイクをいつもの位置に戻す和彦さん。それを見た卓郎さん、おれもそれでやろうかなと呟くと和彦さんのマイクに向かい

「いけるかーーーー!?」

「いけるかーーーー!!!!!?」

と何と和彦さんのあのマイクで叫ぶ!!!これは多分初めて見ましたよ???卓郎さん!!



アンコールの曲、Cold Edgeは武田さんがどうしてもやりたかった曲だそうです。今回のツアーではまだ1回もやっていない曲で、仙台公演まで取っておいた…訳ではないらしいのですがやるなら仙台で…という事に。

この曲も和彦さん作曲なので、マイヘア前やアンコールのMC、本編でやった湖とリビングデッドも合わせて今回は完全に和彦祭でしたね。

シャウトの部分では「仙台ー!!!!」と叫んでいました。

そして武田さん、見事な完コピでした!ソロめっちゃかっこよかったです!素晴らしい!!




アンコールで卓郎さんが話していましたが、この日は滝さんの調子がとても良かったそうです。メンバーもびっくりするぐらい。

滝さん元気そうだなと思っていたらその通りだったという。

少しずつ回復されているのでしょうか、卓郎さんからそんな報告が聞けたのが非常に嬉しい。



ツアーも残り僅かになりましたがこのまま何事も無く完遂できることを祈ります。